映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を観た所感

よくできた映画でしたね。ちょっとした「大作」でも2時間超が当たり前な現在、これだけの話を105分にまとめあげ、しかも主演のメリルはオスカーを獲得。素晴らしい職人技ですね。

その分、駆け足な印象はぬぐえません。でも、彼女の業績をまんべんなく取り上げ、その人となりを表現してあるという意味ではよくできていると思います。

実際、子供の頃の記憶がうっすら残る身としては、「おぉ、そうだった、そうだった」っていうことの連続でした。労働階級の出だということまでは知らなかったので、改めて「すごかったんだなぁ」と思いました。

フォークランド紛争も、当時いくつだったのかな、でも「もともとイギリス領だって決まってるんだから、それを侵したアルゼンチンが悪いわ」などと考えていたのを思い出しましたし、そういえばニュースで炭鉱のデモなんかも見たように思います。なにかの映画とごっちゃになっているかもしれませんが(笑)。

当時、「鉄の女」と散々呼ばれていたのも記憶していますし、この映画では描かれなかったのですが、たしか息子さんに何かあって心配し、公衆の面前でおもわず涙を見せた、そんなこともあったように思います。「鉄の女にも涙」とかって、新聞に書かれていたような。

ともかく、いつの時代でも女性が活躍するとなると、社会的に虐げられるのは常のこと。それは、今だってそうだと思います。
ミュゼ立川